はじめに
今回の旅は、
「平和について考える時間」と
「瀬戸内の島でのんびり過ごす時間」、
そして「ご当地グルメ」を一度に欲張った2泊3日。
1日目は広島市内に入り、夜に平和記念資料館と原爆ドームへ。
2日目・3日目はしまなみ海道を渡りながら、
大山祇神社、能島水軍レストランでの海鮮丼、潮流体験、
来島海峡SAのレモン塩ソフト、伯方の塩工場見学、尾道ラーメン「喰海」、尾道のレモン鍋、ジェラート…と、
瀬戸内らしさ全開のルートになりました。
ここからは、1日ごとに旅の様子を振り返っていきます。
1日目:移動メインの日。夜に原爆ドームとお好み焼き
日中は移動、夜は平和記念資料館へ
1日目は、ほぼ移動メイン。
チェックインを済ませて一息ついたあと、夜の時間を使って平和記念資料館と原爆ドームへ向かいました。
資料館では、被爆当時の写真や遺品、証言などを通して、
原爆の凄惨さと、そこから立ち上がってきた広島の人たちの姿を学ぶことができます。
一つ一つの展示をじっくり見ていると、時間を忘れてしまうほどです。
ライトアップされた原爆ドームは、昼間とはまた違った雰囲気。
静かな川沿いにたたずむ建物を前にすると、言葉を選びながら、
今の自分の生活や、これからの世界について自然と考えさせられます。

夜ごはんは、やっぱり広島お好み焼き
気持ちが少し落ち着いたところで、
夜ごはんは広島お好み焼きのお店、若貴三代目さんへ。
頼んだのは、名前からして罪深い「あぶりネギマヨ」。
こんもり盛られた青ネギの上からマヨネーズがたっぷりかかっていて、その表面を軽く炙ってあるので、香ばしい香りが鉄板からふわっと立ちのぼります。ネギ好き・マヨ好きにはたまらない一枚です。
テーブルに置いてあったマヨネーズを見た瞬間、つい手が伸びて追いマヨも投入。
カロリーのことはいったん忘れてかぶりつくと、ソース・ネギ・マヨが口の中で混ざり合って、まさに背徳感満載。でも、移動と資料館見学で少し疲れた体には、このくらいのご褒美がちょうどよく感じました。

1日目はここで終了。
2日目からはいよいよ、しまなみ海道を渡る島旅がスタートです。
2日目:大山祇神社と能島水軍、潮流体験、レモン塩ソフト、尾道ラーメン
大山祇神社で、森の空気を深呼吸
朝、しまなみ海道を渡って向かったのは、大三島の大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)。
全国にある大山祇神社の総本社で、「日本総鎮守」とも呼ばれてきた歴史ある神社です。

境内に一歩足を踏み入れると、空気がひんやり変わったような感覚に。
特に、本殿前にそびえ立つ御神木のクスノキは圧巻で、
樹齢約2600年とも言われるその姿を見上げていると、
自分の悩みがとても小さく見えてきます。

参拝をすませて、、境内をゆっくり一周したり、宝物館で貴重な文化財をみたり。
島旅の中に、こうした“静かな時間”があるのはやっぱりいいものです。
能島水軍レストランで海鮮丼ランチ
大三島からさらに走って大島へ。
お昼は、村上海賊ミュージアム前にある能島水軍レストランへ向かいました。

ここは、地元・宮窪の漁協が運営するレストランで、
獲れたての魚を使った海鮮丼や定食、海鮮バーベキューが人気のお店です。
ここで頼んだ海鮮丼定食が、とにかく豪華でした。
丼の上には、ぷりぷりのエビにマグロや白身魚、ハマチ、イクラ、しらすなど、瀬戸内の海の幸がぎっしり。どのネタも新鮮で、噛むたびにしっかり旨味が広がります。
さらに、丸ごと一匹の揚げ魚がどーん!! 皮はカリッと、身はふっくらで、海鮮丼と交互に食べると箸が止まりません。ひじきの小鉢やお味噌汁もついていて、見た目以上にかなりボリューミー。
「これ…本当に食べきれるかな?」と一瞬ひるみつつも、おいしさに負けて最終的にはなんとか完食しました(笑)。

迫力満点の潮流体験へ
能島水軍レストランでお腹を満たしたあとは、潮流体験クルーズへ。
小さな船で海に出ると、穏やかそうに見える瀬戸内の海が、一気に表情を変えます。
水面が盛り上がったり、渦を巻いたり。
正直、私はしっかり船酔いしました(笑)。

そんなちょっとグロッキーな状態のときに出会ったのが、この崖の上にちょこんと座る白いお地蔵さん。
ガイドさんによると、
潮が引いたときに帰れなくなったクジラを、このお地蔵さんが助けてあげて、
助けてもらったクジラが、あとからお礼をしに戻ってきた——
という、なんともやさしい伝説が残っているそうです。
荒々しい潮の流れの横で、静かに海の方を見つめるお地蔵さん。
船の揺れでちょっと弱っていた心と胃袋も、この話を聞いた瞬間だけはふっと軽くなって、
「瀬戸内の海って、こういう物語をたくさん抱えているんだなぁ」と、じんわり温かい気持ちになりました。
帰り際、港の一角でじゃれ合うワンちゃんたちに「またね」と手を振って、次の目的地へ向かいました。


来島海峡サービスエリアで、レモン塩ソフト
潮流体験のあと、車で立ち寄ったのが来島海峡サービスエリア。
ここでのお目当ては、瀬戸内らしさ満点のレモン塩ソフト。
クリーミーなソフトクリームに、
レモンのさわやかな酸味と、ほんのり効いた塩味が合わさって、
甘じょっぱい大人のスイーツという感じ。
海を眺めながら食べると、「あぁ、瀬戸内に来たなぁ」と実感します。

夜は尾道ラーメン「喰海」で締め
この日の締めくくりは、尾道ラーメン 喰海(くうかい)で夜ごはん。
お店はJR尾道駅から徒歩数分、海岸通り沿いにあり、カウンター席からは瀬戸内海を眺めることができます。

背脂が浮いたしょうゆスープに、平打ち麺。
コクがあるのにしつこくなく、
2日目の最後にちょうどいい、ほっとする一杯でした。

3日目:午前は仕事、午後はレモン鍋と伯方の塩で締めくくり
午前中は瀬戸田でちゃっかり仕事タイム
3日目の午前中は、旅モードをいったん中断してお仕事タイム。
完全なオフ旅もいいけれど、「午前は仕事、午後は島時間」というメリハリのある過ごし方も、意外と悪くありません。
お昼は尾道でレモン鍋ランチ
ひと仕事終えたところで、そのまま瀬戸田の「千鳥」さんへ。
ここでのお目当ては、島ならではのレモン鍋です。

小さな鍋の中には、タコや魚介、にんじん・大根・きのこなどの野菜がたっぷり。
その上に、生口島レモンの輪切りが重なるように並べられていて、見た目のインパクト大。
おいしい食べ方も教えてもらい、鍋が沸騰する前にレモンをいったんよけておき、ぐつぐつしてきたところで具材を小皿に移し、その上にレモンを一切れのせていただくスタイルに挑戦。
私はレモンの風味をもっと味わいたくて、二切れのせて食べたところ、香りがぐっと立ってこれが大正解でした。
蛸飯や小鉢も付いていて、「瀬戸田らしさ」をお腹いっぱい楽しめる満足度高めの定食です。


伯方の塩工場で見学&塩ソフト
お腹が落ち着いたら、車を走らせて伯方の塩 大三島工場へ。
工場見学コースでは、海水がどうやって塩になっていくのかを、パネルや見学窓を通してじっくり見ることができます。
スーパーで何気なく手に取っている「伯方の塩」の、その裏側の手間とこだわりを知ると、家に帰ってからの料理もちょっと丁寧になりそうです。

見学のあとは、お楽しみの塩ソフトクリーム。
ふんわり甘いソフトに、ほんのり効いた塩味が絶妙で、気づけばスプーンが止まらなくなります。
ここでしか食べられないご当地スイーツなので、伯方の塩工場に行くならぜひ試してほしい一品です。

ドライブを楽しんで、ジェラートで旅のラスト
工場を後にしたら、しまなみ海道をのんびりドライブ。
橋の上から眺める島々や、海沿いの道、港町の景色を楽しみながら本州方面へ向かいます。

本州へ戻る前に、瀬戸田にあるジェラート屋さん「しまなみドルチェ」に立ち寄りました。
店内のショーケースには、レモンやみかんなど柑橘系フレーバーをはじめ、ミルクやチョコなど気になるジェラートがずらり。
どれにするかかなり悩みつつ、やっぱりここは瀬戸田らしくレモンをチョイスしました。
海を眺めながらジェラートを頬張っていると、潮風とレモンの香りが混ざり合ってなんとも言えない幸せな時間に。
瀬戸田の海を背景に食べる一杯は、まさに今回の2泊3日の旅を締めくくるのにぴったりのご褒美デザートでした。

最後は瀬戸田からフェリーに乗って、尾道駅方面へ。
甲板から振り返ると、しまなみの島影の向こうに、ゆっくり沈んでいく夕日が見えていました。
オレンジ色に染まる海と、船が描く白い航跡を眺めながら、「またこの景色を見に戻ってきたいな」と心の中でそっとつぶやきつつ、今回の2泊3日の瀬戸内旅は締めくくりとなりました。

まとめ:また戻りたくなる、学びと島時間の2泊3日
広島市内の原爆ドームから始まった今回の旅は、瀬戸田での島時間、大山祇神社での静かな祈り、能島水軍の海鮮丼やレモン鍋、伯方の塩工場見学、しまなみドルチェのジェラートまで、「学び」と「癒やし」と「おいしいもの」がぎゅっと詰まった2泊3日になりました。
午前中は瀬戸田で仕事をしつつ、合間に海を眺めたり、移動の途中でご当地グルメを楽しんだりと、オンとオフの切り替えができるのも、しまなみエリアならではの魅力だと感じました。車やフェリーで島から島へ渡っていると、距離以上に気持ちがゆるんでいくのがわかります。
最後は、瀬戸田からフェリーで尾道へ戻り、しまなみの夕日を背に帰路へ。
「またこの景色を見に来たい」「今度は違う季節にも来てみたい」──そんな気持ちを残してくれる旅でした。
瀬戸内・しまなみ海道エリアで旅先を迷っている方は、歴史もグルメも自然も楽しめるこのルート、ぜひ一度試してみてください。

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